抹茶が苦くない銘柄の選び方とは?初心者でも飲みやすいおすすめの種類を紹介

抹茶が苦くない銘柄の選び方とは?初心者でも飲みやすいおすすめの種類を紹介
抹茶が苦くない銘柄の選び方とは?初心者でも飲みやすいおすすめの種類を紹介
抹茶・おうちカフェ

抹茶と聞くと「苦い」「渋い」というイメージを持って、敬遠してしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、本来の抹茶は、上質なものほどふくよかな甘みと旨みを持っており、決して苦いだけの飲み物ではありません。

最近ではおうち時間で抹茶を楽しむ方が増えていますが、最初に選ぶ銘柄によって、その後の抹茶に対する印象は大きく変わります。初心者の方が無理なく、そして美味しく抹茶を飲み始めるためには、苦味が抑えられた「飲みやすい銘柄」を選ぶことが何より大切です。

この記事では、抹茶が苦くない銘柄の見極め方や、初心者の方にぜひ試してほしい具体的な銘柄、そして自宅で苦味を抑えて美味しく淹れるためのコツを詳しくご紹介します。これを読めば、あなたもきっと抹茶の概念が覆るような、甘く芳醇な一杯に出会えるはずです。

抹茶で苦くない銘柄を見つけるための3つのポイント

抹茶選びで失敗しないためには、単にパッケージのデザインだけで選ぶのではなく、品質や用途を見極める基準を知っておくことが重要です。特に初心者の場合、「飲用」として作られた高品質なものを選ぶだけで、苦味の悩みはほとんど解決します。

一般的に、スーパーなどで安価に売られている製菓用の抹茶は、苦味が強く出るように作られています。一方で、茶道などで使われる高級な銘柄は、茶葉の栽培段階から苦味を抑え、旨みを引き出す工夫が凝らされています。ここでは、苦くない銘柄を見つけるための具体的なチェックポイントを3つ見ていきましょう。

「薄茶用」ではなく「濃茶用」の銘柄を選んでみる

抹茶には大きく分けて「濃茶(こいちゃ)」と「薄茶(うすちゃ)」という2つの飲み方があります。濃茶は、たっぷりの抹茶を少量の湯で練るようにして作る非常に濃厚な飲み方です。この飲み方に耐えられるのは、苦味が極めて少なく、強い甘みと旨みを持つ最高級の茶葉だけです。

初心者が普通にお茶として飲む場合は、通常「薄茶」として点てますが、あえて「濃茶用」として販売されているランクの銘柄を選んでみてください。濃茶用の抹茶を薄茶として点てると、苦味がほとんど気にならず、まるでお出汁のような濃厚な旨みと上品な甘みを楽しむことができます。

もちろん価格は少し高くなりますが、最初は「良いもの」を知ることで、抹茶本来の美味しさを実感しやすくなります。まずは30gで2,000円〜3,000円程度のものを目安に探してみると、苦くない抹茶に出会いやすくなるでしょう。

「石臼挽き」と表記されているものを選ぶ

抹茶の製造工程において、茶葉をどのように粉末にするかも味に大きく影響します。安価な抹茶は機械による「粉砕機」で一気に細かくされますが、これだと摩擦熱が発生し、茶葉の風味が損なわれて苦味や雑味が出てしまうことがあります。

一方、伝統的な「石臼挽き(いしうすびき)」で作られた抹茶は、ゆっくりと時間をかけて挽くため、熱が発生しにくく、茶葉本来の香りや甘みがしっかりと残ります。また、粒子が非常に細かく均一になるため、口当たりがまろやかになるのも特徴です。

パッケージや商品説明欄に「石臼挽き」という記載があるかどうかを確認してください。石臼で丁寧に挽かれた抹茶は、お湯に溶けやすく、泡立ちもきめ細やかになるため、初心者でも失敗しにくく美味しく仕上げることができます。

産地による味わいの傾向を把握する

抹茶の産地によっても、味のキャラクターは異なります。日本最大の抹茶産地である京都府の「宇治(うじ)」や、愛知県の「西尾(にしお)」などが有名ですが、それぞれに特徴があります。苦くないものを探しているなら、まずはこれらの有名産地のものから選ぶのが無難です。

例えば、宇治抹茶は「気品ある香りと深い旨み」が特徴で、老舗茶舗が多く品質が安定しています。西尾抹茶は「鮮やかな緑色とまろやかなコク」が特徴で、比較的リーズナブルながらも品質の高いものが揃っています。最近では、福岡県の「八女(やめ)」も、非常に甘みが強く苦味が少ない抹茶として人気を集めています。

抹茶の苦味成分は「カテキン」、旨み成分は「テアニン」です。日光を遮って栽培する期間が長い高級な抹茶ほど、テアニンが多く含まれ、苦味が抑えられた甘い味わいになります。

初心者におすすめの苦くない抹茶銘柄5選

実際にどのような銘柄を選べば良いか迷ってしまう方のために、初心者でも飲みやすく、多くの愛好家からも支持されている定番の銘柄をご紹介します。これらの銘柄は、いずれも全国の百貨店やオンラインショップで購入しやすく、品質も非常に安定しています。

まずは歴史ある老舗茶舗の銘柄から試してみることで、本物の抹茶の味を基準として知ることができます。ここでは、特に「苦味が穏やかで甘みが強い」ものを厳選しました。自分の好みに合いそうなものを探してみてください。

一保堂茶舗「蓬莱(ほうらい)」

京都に本店を構える「一保堂茶舗(いっぽどうちゃほ)」は、初心者からプロまで幅広いファンを持つ老舗です。その中でも「蓬莱」は、濃茶としても薄茶としても楽しめる非常にバランスの良い銘柄です。苦味がほとんどなく、口に含んだ瞬間に広がる華やかな香りと上品な甘みが特徴です。

一保堂の抹茶は全体的にマイルドで飲みやすい傾向にありますが、この蓬莱は特に「抹茶ってこんなに甘いの?」という驚きを与えてくれる一品です。初めて本格的な抹茶を購入するなら、まず間違いない選択と言えるでしょう。30gの缶入りで販売されており、保存もしやすいです。

もし、もう少し手軽なものから始めたい場合は、同じ一保堂の「明の白(あけのしろ)」もおすすめです。こちらは蓬莱に比べると少し爽やかさがありますが、それでも苦味は控えめで、デイリーに楽しむのに適しています。

山政小山園「小倉山(おぐらやま)」

「山政小山園(やままさこやまえん)」は、自社で茶園から製造まで一貫して行っている、品質に定評のあるメーカーです。中でも「小倉山」は、薄茶用の銘柄として非常に人気が高く、多くの茶道教室でも採用されています。コストパフォーマンスに優れており、初心者でも手に取りやすいのが魅力です。

味わいは非常にクリーミーで、抹茶特有のコクをしっかりと感じさせつつも、後味はスッキリとしています。苦味成分が抑えられているため、お茶だけで飲んでも十分に美味しく、和菓子との相性も抜群です。粉末がしっとりとしていてダマになりにくいのも、初心者には嬉しいポイントです。

さらに甘みを追求したい場合は、ワンランク上の「松風(まつかぜ)」を試してみるのも良いでしょう。より旨みが凝縮されており、特別な時間の一杯にふさわしい贅沢な味わいが楽しめます。

丸久小山園「金輪(かなわ)」

「丸久小山園(まるきゅうこやまえん)」は、品質の高さで全国的に有名な京都の茶舗です。こちらの「金輪」は、濃茶用の銘柄として販売されていますが、薄茶として点てるとその真価を発揮します。圧倒的な旨みと、とろけるような甘みがあり、「苦い抹茶が苦手」という方の概念を覆す名品です。

価格はやや高めですが、その分、一滴一滴に凝縮された茶葉のエネルギーを感じることができます。非常に香りが高く、部屋中に抹茶の良い香りが漂うのも楽しみの一つです。特別な道具がなくても、この抹茶を使うだけでまるでお店で飲むような本格的な味になります。

もし金輪が少し予算オーバーだと感じるなら、薄茶用の最高峰である「五十鈴(いすず)」を選んでみてください。こちらは爽やかな苦味と甘みのバランスが絶妙で、抹茶らしい風味を楽しみつつ、苦すぎない絶妙なラインを保っています。

祇園辻利「栄の白(さかえのしろ)」

抹茶スイーツでも有名な「祇園辻利(ぎおんつじり)」は、若者や初心者にも親しみやすい銘柄を多く展開しています。「栄の白」は、同店のラインナップの中でも特にまろやかさが際立っており、苦味を最小限に抑えた設計になっています。非常に軽やかな飲み口で、喉越しもスムーズです。

祇園辻利の抹茶は、伝統を守りつつも現代の嗜好に合わせたブレンドがなされているため、普段コーヒーや紅茶を好む方でも違和感なく受け入れられます。パッケージもお洒落なものが多く、自分用だけでなくプレゼントとしても喜ばれるでしょう。

また、辻利はスティックタイプの個包装抹茶も販売しています。まずは少量から試してみたい、計量が面倒という方は、こうした手軽な形からスタートして、徐々に本格的な缶入り銘柄へとステップアップしていくのも一つの方法です。

八女茶 志をぐれ(しおぐれ)

京都以外でおすすめしたいのが、福岡県八女産の抹茶です。八女地方は伝統的に「玉露(ぎょくろ)」の産地として有名で、その技術を活かした抹茶は「濃厚な甘みとコク」が際立っています。中でも「志をぐれ」などの高級銘柄は、苦味よりも旨みが勝る独特の味わいが魅力です。

宇治抹茶が繊細で上品なイメージなら、八女抹茶はどっしりとした満足感のある味わいです。苦味が苦手な方の中には、八女抹茶のトロリとした甘みにはまってしまう方も少なくありません。いつもと違う雰囲気の抹茶を試してみたい時にぜひ選んでみてください。

地方の特産品を扱うショップや、日本茶専門店などで見かけることができます。八女の抹茶は色も非常に鮮やかな深い緑色をしており、視覚的にも美味しさを感じさせてくれます。

初心者が銘柄選びで迷ったら…

まずは「一保堂茶舗」か「丸久小山園」の、30gで2,000円前後のものを選んでみましょう。この価格帯であれば、抹茶本来の「甘み」と「旨み」を十分に体感でき、苦さにガッカリするリスクを大幅に減らすことができます。

なぜ抹茶が苦くなる?その理由と対策

どれほど良い銘柄を選んでも、淹れ方や扱い方を間違えると、抹茶は簡単に苦くなってしまいます。抹茶の苦味は茶葉の性質だけでなく、「温度」「保存」「ダマ」といった外的な要因によっても引き起こされるからです。せっかくの上質な銘柄を台無しにしないために、苦味の原因を知っておきましょう。

抹茶が苦いと感じる時、その多くは抽出される成分のバランスが崩れています。苦味成分であるカテキンは高温で溶け出しやすいため、お湯の温度管理が非常に重要です。また、抹茶の粉末は非常にデリケートで、劣化が早いため、鮮度を保つことも美味しさに直結します。

お湯の温度が高すぎる

抹茶を淹れる際、沸騰したばかりの熱湯をそのまま注いでいませんか?実はこれが、苦味を強くしてしまう最大の原因です。抹茶に含まれるカテキンは80度以上の高温で一気に溶け出します。100度の熱湯を使うと、甘みを感じる前に強い渋みと苦味が口の中に広がってしまいます。

苦くない抹茶を楽しみたいなら、お湯の温度は「70度〜80度」を目安にしましょう。沸騰したお湯を一度別の器(湯呑みなど)に移し、1分ほど置くだけでちょうど良い温度に下がります。このひと手間だけで、驚くほどまろやかで甘みのある味わいに変わります。

特に高級な銘柄ほど、低い温度で丁寧に点てることで、茶葉が持つポテンシャルを引き出すことができます。温度計がない場合は、器に移して「手で持てるけれど少し熱い」と感じるくらいを目安にしてみてください。

抹茶の保存状態が悪い

抹茶は「光」「熱」「湿気」「匂い」に非常に弱い、繊細な食品です。開封したまま放置したり、常温の明るい場所に置いておくと、あっという間に酸化が進んでしまいます。酸化した抹茶は色がくすみ、風味が落ちるだけでなく、嫌な苦味やエグみが出てしまいます。

抹茶を購入したら、必ず密閉容器に入れて「冷蔵庫」または「冷凍庫」で保管しましょう。光を遮るために、元の缶に入れたままジップロック等で二重に包むのが理想的です。また、使う時は冷蔵庫から出してすぐに蓋を開けず、常温に戻してから開けるようにしてください。結露による湿気を防ぐためです。

一度開封した抹茶は、なるべく2週間から1ヶ月程度で使い切るのがベストです。古くなった抹茶はどうしても苦味が際立ってしまうため、「新鮮なうちに美味しく飲み切る」ことが、苦くない抹茶を楽しむ秘訣です。

粉をそのままお湯に入れている(ダマの放置)

抹茶の粉は静電気を帯びやすく、非常に小さなダマ(塊)になりやすい性質を持っています。このダマをそのままにしてお湯を注いで点てると、口に含んだ時に粉っぽさを感じるだけでなく、濃厚な苦味の塊を直接味わうことになってしまいます。

お湯を注ぐ前に、必ず「茶こし(ふるい)」で抹茶をこすようにしましょう。これだけで粉が空気を含んでサラサラになり、お湯と馴染みやすくなります。ダマがなくなることで表面の泡立ちもきめ細やかになり、口当たりが劇的に向上します。

面倒に感じるかもしれませんが、茶こしを使うか使わないかで、味の完成度は全く異なります。100円ショップの茶こしでも十分ですので、ぜひ習慣にしてみてください。滑らかな口当たりは、苦味の感じ方を和らげる効果もあります。

抹茶を点てる前に、茶碗にお湯を入れて温めておく「湯通し」も忘れないでください。茶碗が冷たいとお湯の温度が急激に下がり、泡立ちが悪くなる原因になります。茶碗を温め、拭き取ってから抹茶を入れるのが正解です。

苦味を抑えて美味しく点てる手順

銘柄と環境が整ったら、次は実践です。抹茶を点てる動作は難しそうに見えますが、コツさえ掴めば誰でも簡単に「苦くない美味しい抹茶」を作ることができます。ここでは、初心者の方が失敗しにくい標準的な薄茶の点て方を解説します。

ポイントは「正確な分量」と「リズムの良い攪拌(かくはん)」です。感覚に頼らず、最初はしっかり計量することで味の再現性が高まります。また、最後に泡を整えることで、見た目も美しく、口に含んだ時の質感が心地よいものになります。

1. 正確な分量を守る

抹茶が苦く感じる原因の一つに、「粉の入れすぎ」があります。目分量で入れると、ついつい多くなりがちです。一般的な薄茶の場合、抹茶の量は約1.5g〜2g、お湯の量は約70mlが基本です。茶杓(ちゃしゃく)を使う場合は、山盛り2杯弱程度です。

粉が多いと当然苦味が強くなりますし、逆にお湯が多いと水っぽくなってしまいます。最初はキッチンスケールなどを使って、自分にとって「美味しい」と感じる比率を見つけてみてください。適正な濃度で淹れることが、苦味と旨みのベストバランスへの近道です。

2. 80度のお湯を注ぐ

前述の通り、お湯の温度は非常に重要です。一度湯呑みに移して80度程度まで冷ましたお湯を、抹茶の入った茶碗に静かに注ぎます。この時、一気にお湯を入れすぎないように注意しましょう。お湯を注いだ瞬間から香りが立ち始めますが、焦らず次の工程に移ります。

お湯を注ぐ前に、粉が茶碗の底で一箇所に固まっていないか確認してください。もし可能なら、少量の水(またはぬるま湯)で抹茶をペースト状に練ってからお湯を注ぐ「練り込み」という手法を使うと、よりダマがなく滑らかな仕上がりになりますが、通常は茶こしを通していればそのままお湯を注いで大丈夫です。

3. 茶筅を「W」の字に動かす

いよいよ茶筅(ちゃせん)で点てていきます。茶筅を持つ手は力を抜き、手首を柔らかく使います。茶碗の底をこするのではなく、お湯の中で「W」または「M」の字を描くように、素早く上下に振り動かします。肘ではなく手首のスナップをきかせるのがコツです。

最初は大きく素早く動かして泡を立て、十分に泡立ったら、最後に表面をなでるようにして大きな気泡を消していきます。こうすることで、カプチーノのようなきめ細やかな泡が表面を覆い、苦味を感じさせないまろやかな口当たりが完成します。最後は「の」の字を描いて茶筅を静かに引き上げます。

工程 ポイント
抹茶をこす 茶こしでダマを取り除く
お湯の準備 80度まで冷ましたお湯を70ml用意
点てる 手首を使い「W」の字に15秒ほど振る
仕上げ 表面の泡を整え「の」の字で引き上げる

抹茶をより楽しむための道具とアレンジ

抹茶の苦味がどうしても気になる場合や、少し気分を変えて楽しみたい場合には、飲み方や道具を工夫するのも一つの手です。本格的な作法に縛られすぎず、日常生活の中で「自分が美味しいと感じるスタイル」を見つけることが、習慣として長く楽しむためのコツです。

特に最近では、抹茶をストレートで飲むだけでなく、様々なものと組み合わせる楽しみ方が広がっています。また、使い勝手の良い道具を選ぶことで、準備や片付けのハードルが下がり、より気軽に抹茶を点てられるようになります。

初心者が揃えるべき最低限の道具

本格的な茶道具をすべて揃える必要はありませんが、美味しい抹茶を点てるためにこれだけは持っておきたいという道具が3つあります。それは「茶筅」「茶碗(または深めの小鉢)」「茶こし」です。特に茶筅は、クリーミーな泡を作るために代えがたい道具です。

最近では、竹製の茶筅のほかに、お手入れが簡単な樹脂製の茶筅も販売されています。カビの心配がなく、食洗機で洗えるものもあるため、忙しい方や初心者には特におすすめです。茶碗は、お手持ちのカフェオレボウルや少し深めのボウルでも代用可能ですが、内側が白いものを選ぶと抹茶の緑色が綺麗に映えます。

形から入りたい方は「初心者セット」として販売されている、茶碗・茶筅・茶杓・抹茶がセットになったものを購入するのも良いでしょう。一通りの道具が揃うと、気分も高まり、抹茶を点てる時間がより特別なものになります。

ミルクや砂糖を足す「抹茶ラテ」の楽しみ

ストレートの抹茶が苦いと感じるなら、無理をせず「抹茶ラテ」にして楽しんでみましょう。牛乳(または豆乳、オーツミルクなど)のタンパク質と脂質は、抹茶のカテキンと結合し、苦味を非常にマイルドにする効果があります。自分で作れば、市販のものよりずっと贅沢な味わいになります。

作り方は簡単です。少量の湯で濃いめに点てた抹茶を、温めたミルクに注ぐだけです。お好みで少量の砂糖やハチミツを加えると、抹茶の香りが引き立ちつつ、デザートのような満足感を得られます。実は、高級な銘柄でラテを作ると、抹茶自体の旨みが強いため、砂糖を入れなくても十分に甘みを感じることがあります。

夏場は氷を入れた冷たいミルクに、冷水で溶いた抹茶を注いでアイス抹茶ラテにするのもおすすめです。二層に分かれた見た目も美しく、来客時のおもてなしとしても喜ばれるでしょう。

お菓子とのペアリングで苦味を中和する

茶道において、抹茶を飲む前にお菓子をいただくのには理由があります。お菓子の強い甘みが口の中に残っている状態で抹茶を飲むことで、抹茶の苦味が「心地よいアクセント」に変わり、逆に抹茶の甘みが強調されるからです。

和菓子はもちろん、洋菓子とも抹茶は非常に相性が良いです。チョコレートやクッキー、チーズケーキなど、少し脂質のあるお菓子は抹茶の渋みを和らげてくれます。特に「ホワイトチョコレート」や「栗のスイーツ」などは、抹茶の風味を最大限に引き立ててくれる最高のパートナーです。

「抹茶は苦い」と感じている方は、ぜひ一口お菓子を食べてから抹茶を飲んでみてください。単品で飲む時とは全く違う、まろやかで奥深い味わいに驚くはずです。この相乗効果こそが、抹茶を飲む醍醐味の一つと言えます。

抹茶を点てるのがどうしても大変な時は、電動のミルククリーナー(ミルクフォーマー)を使っても泡立てることができます。茶筅ほどのきめ細やかさはありませんが、手軽に抹茶を楽しむための現代的な知恵として活用してみてください。

まとめ:自分に合った苦くない抹茶の銘柄で素敵なティータイムを

まとめ
まとめ

いかがでしたでしょうか。抹茶は決して「苦くて我慢して飲むもの」ではありません。選ぶ銘柄や淹れ方のポイントを少し押さえるだけで、初心者の方でも驚くほど甘くて美味しい一杯を楽しむことができます。まずは、以下のポイントを振り返ってみましょう。

第一に、「濃茶用」や「石臼挽き」と書かれた高品質な銘柄を選ぶこと。一保堂茶舗や丸久小山園といった信頼できる老舗の銘柄は、苦味が抑えられており初心者にも安心です。第二に、「80度程度のお湯」を使い、必ず「茶こし」でふるうこと。この手間が、苦味を抑えて滑らかな口当たりを作る鍵となります。

そして、ストレートで飲むだけでなく、ラテにしたりお菓子と一緒に楽しんだりと、自由なスタイルで取り入れることが大切です。抹茶にはリラックス効果のあるテアニンが豊富に含まれており、忙しい日々の合間にホッと一息つくための素晴らしいツールになってくれます。

まずは今回ご紹介したおすすめ銘柄の中から一つ、気になるものを手に取ってみてください。あなたのイメージを覆すような、甘く芳醇な抹茶との出会いが待っています。自分だけの贅沢な抹茶時間を、ぜひ今日から始めてみてはいかがでしょうか。

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